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抗血小板薬の個別化医療

(松原 由美子、横山 健次、松本 公宏、村田 満*)

*慶應義塾大学医学部中央臨床検査部教授

アスピリンなどの抗血小板薬は、心筋梗塞、脳梗塞などの動脈血栓症の発症を予防するために広く投与されている。しかし抗血小板薬の有効性は、アスピリンの場合で血栓症再発予防効果が30%程度と報告されており、必ずしも十分とはいえない。またチエノピリジン系などその他の抗血小板薬の有効性もアスピリンを大きく上回ることはない。このように抗血小板薬の効果が十分ではない原因として、抗血小板薬を投与しても血小板機能が抑制されない抗血小板薬不応など抗血小板薬の効果に個体差が存在することである。抗血小板薬の効果の個体差に関する研究は主に欧米人を対象として施行されている。しかし日本人では抗血小板薬使用による出血性梗塞、消化管出血の合併が多いことなども報告されており、その効果は日本人と欧米人では差がある可能性が高い。従って日本人における抗血小板薬の効果の個体差を明らかにすることは、近年我が国で増加しつつある血栓症の予防のために極めて重要である。現在我々は、健常人、慶應義塾大学病院神経内科、腎臓内分泌代謝内科、循環器内科に通院中あるいは入院中の患者を対象として、血小板機能測定および血小板機能に影響を与える臨床的要因、遺伝性素因を解析することにより、実際に日本人ではどの程度抗血小板薬の効果に個体差があるのか、なぜ個体差を生じるのか、を明らかにすべく研究を進めており、最終的には抗血小板薬の個別化医療につながる成果をあげることを目標としている。なおこれらの研究の一部は第一三共株式会社との共同研究として行っている。

図

発表論文

  1. Yabe M, Matsubara Y, Takahashi S, Ishihara H, Shibano T, Watanabe G, Murata M, Ikeda Y: Alpha 2A adrenergic receptor polymorphism is associated with plasma von Willebrand factor levels in a general population. Blood coagul Fibrinolysis 19: 395-399, 2008.
  2. Matsubara Y, Murata M, Watanabe G, Ikeda Y: Enhancing effect of the (145) Met-allele of GPIb alpha on platelet ensitivity to aspirin under high-shear conditions. Thromb Res 15 (in press), 2008.
  3. Yabe M, Matsubara Y, Takahashi S, Ishihara H, Shibano T, Miyaki K, Omae K, Watanabe G, Murata M, Ikeda Y: Identification of ADRA2A polymorphism related to shear-mediated platelet function. Biochem Biophys Res Commun 347: 1001-1005, 2006.

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